こんにちは、八幡ココロです。
さあ今年ですね、今からが勝負の分かれ目です、大丈夫です頑張って下さい!
ここに書くように、学習方法が正しければ合格します。
長文になりますが、集大成ですのでこれをバイブルにしてください!
あなたは必ず合格します!
私は2019年11月に実施された「第13回国家資格キャリアコンサルタント試験」を受験し、学科試験を82点で合格し、論述試験は34点でA判定合格でした。
あなたはこの記事を読むと
- 試験の全体像がつかめ、合格のための勉強の戦略を立てることができます
- 学科と論述の合格するための勉強のコツとポイントを知ることができます
- そして次の国家資格キャリアコンサルタント試験に1発合格することができます。
要するに、あなたがこの記事を読んでその通りの勉強をすれば「学科」と「論述」は合格します!
私が受けた2019年とは若干出題形態が変わっている部分もありますが、合格するための学習方法は同じです。
この記事を書いている私は2018年、合格率12%の行政書士試験に、会社員として仕事をしながらたった半年の勉強で一発合格しました。15年前には中小企業診断士試験の合格率20%の1次試験にも初めての勉強で1発合格しました。
このように私は士業の試験に短期で一発合格した3度の実績を持っていて、それを実現するための取組み戦略を持っているので信用してもらっていいと思います。
面接は実は2回目の試験で合格したのですが、このように合格できました。
「実技」「面接」試験については、ものすごく重要なので別にここにアップしています
追い込みスケジュールはここ!
では今回の記事で全体像を把握し学科と論述の合格のための勉強方法を学んでいってください。
学科対策の単語帳を動画にしてYouTubeに載せています👇気に入っていただいたら「いいね!」ってしてチャンネル登録お願いします‼
キャリアコンサルタント合格のための勉強方法ポイント
ポイントはこれらになります。まず整理して書いていきますね。
- 全体構成の把握
- 全体戦略の立案
- 過去問の重要性
全体構成の把握
勉強を始める前に、まずキャリアコンサルタント試験がどのようなものになっているのか、全体構成を把握する必要があります。
攻略するべき対象を理解せずに、方針を持たずに勉強を始めたら、せっかくの努力が無駄になってしまい不合格となってしまいますからね。
具体的には、試験の科目、科目ごとの試験内容、問題のボリューム、試験時間、合格のための基準点などをつかんでいきましょう。
まず、試験区分は、学科と実技の2つがあって、別々に試験がされます。学科で合格、実技で合格、この2つの合格でキャリアコンサルタントに合格と言うことになります。
具体的にはこのようになっています。それでは一つ一つチェックしていきましょう。
学科は、専門家としての知識や理解度を試されます
4肢選択のマークシート方式で50問出ます。試験時間は100分で合格基準が70点です。50問中、35問正解すれば合格です。
例えばこんな試験問題が50問続きます、前回第12回の学科テストの抜粋です。
この学科試験がひとつの山ですね。ここで50問中、35問正解しなければいけません。そうすればめでたく学科試験合格!となります。
できますからね、大丈夫(^^)、勉強方法は順番に書いていきますね。
実技は、”論述”と”面談”に分かれて別々に実施されます
論述と面談の、両方合わせて150点満点の90点以上の得点、要するに60%以上の得点が合格基準です。但し、論述で配点の40%以上の得点、かつ、面接でも評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに得点の40%以上の得点が必要、となっています。
このことは、合計で点数が取れればいいや、と言うものでなく、すべてを一定の得点以上を獲得する必要があることを言っています、一つ一つは40%でいいですよ、と言う理解でもいいです。
けれども、そのうえで合計点で合格レベル、全体で60%をとる得点力が必要、と言うことです。実際に合格している人は、態度・展開・自己評価の、3つともA判定、または2つがA判定で1つがB判定、という方です。
B判定が1つでもある人は落ちている人が多いです。それでも論述の点数が高かった人が何とか助かって合格に滑り込む、という感じです。
3つともAを狙いましょう。態度・展開のどちらか一つがBになっても自己評価でAをとり、論述で30数点とれば合格できる可能性があります。
論述(実技)は試験自体は記述方式です
試験時間は50分で、1つの事例記事を読み、複数の設問に記述方式で回答するものです。こんな感じです、これで40%以上の得点を取ることが論述の合格基準となります。
配点を見ると50点満点ですね、その40%、20点が足切りラインですけど、まあでも30~40点以上取りたいですね。そうすると面接で点数が取れなかったとしてもリカバーできます。
合格している人はだいだい30点~34点、36点あたりでした。一人40点取られた方を知っていますが、みんな驚きです、そんな人は一人しかおられません。
ここで書いておきますね、取得する資格は同じ国家資格キャリアコンサルタントなんですが、試験母体は実は2つあります。「CCキャリアコンサルティング協議会」というのと、「JCDA日本キャリア開発協会」です。
2016年国家資格になったんですけどね、試験母体がひとつにならなかった大人の事情があるようです。学科試験は問題も採点基準も同じですが、実技が問題も採点も違うものになります。どちらで受けても難易度や平均点数は同じようなもののようです。
私はLECの養成講座に通いましたので、「CC協議会」で受けます。なので、実技で例に挙げている過去問はCC協議会のものになります。勉強の方法はあまり変わらないと思いますが、JCDAで受けられる方はしっかりそっちの実技の過去問チェックと、攻略方法を研究してみてください。
面談は”ロールプレイ”と”口頭試問”があります
ロールプレイは、受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行います。実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分と言う設定で行います。キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や、姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題をとらえ、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心掛けてください、とあります。
口頭試問は、ロールプレイを終えた後、自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答えるものです。
試験時間は、ロールプレイ15分、口頭試問5分の、合計20分です。先に書きましたように、評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに得点の40%以上の得点が必要です。要するに、
- 面談を通じて「態度」
- ロールプレイで「展開」
- 口頭試問で「自己評価」
を評価され、それぞれ40%以上の得点であればよい、しかし全体で60%以上の得点をとらなければいけない、さああなたはどうする、と言う戦略立案にかかわってきます。
さて、あらためてチェックしてみていかがでした?種目としては幅が広いでしょ。けっこう計画的にカバーしながら科目ごとに対策をしていかなければいけないんです。
この辺りを横着にしてね、無計画にただただヒステリックに学習をしてしまうと、ある科目に強くなっても、ある科目の学習ができていなかったり、気づいたらテストまでに勉強する時間が無くなって焦ってしまったり(^^;
キャリコンの試験は複数の学科があり、それぞれに試験内容や最適な学習方法が違います。あなたと私は、全体像をつかんだうえで、しっかり戦略を立てて、合格するための学習を確実に行いましょう。
ちなみに3年分の過去問などはここに載っているので参考にさせてもらってくださいね。
全体戦略の立案
全体構成を把握したら、次は全体戦略の立案です。
ある科目だけ勉強を集中して合格レベルに達しても、他の科目が勉強不足で不合格となれば、結局不合格となってしまいますからね。
合格するためには、すべてのバランスで試験日の実力が最高レベルにもっていくためのピッタリ!のスケジュールで実行していかなければいけないんです。
具体的には、以下のようなことを考えて全体戦略を作る必要があります
- 学科試験にどう取り組んで70%以上の点数を獲得するか
- 論述(実技)はどのような勉強を進めるか
- ロールプレイでに合格点に達するために練習を試験日までにどう進めるか
- 口頭試問も合否を決める重要パート、この学習をどのように進めるのか
- 11月の試験までにどのような学習スケジュールでこれら学習を完璧に仕上げるか
- 他に配慮するべきことにどのように対応してこのキャリコンの試験にベストで臨むか
過去問中心の重要性について
非常に重要な点として、私は特に学科試験は過去問中心に学習を行うべき、これこそが合格の秘訣だと確信をもって申し上げておきます。過去問をおろそかにするとまず合格する確率はガクンとかなり落ちると思います。
理由は出題範囲は実はものすごく広いのです。養成講座の教科書も分厚い手ですし、読んだ方がいいという参考図書も何冊もあって、これは目を通すべきと言うオープン資料や出典なども山ほどあります。そして問題集も山ほどあります、模擬試験の問題もあります。
できますか?あなたの実際問題として(^^;、そしてその莫大な範囲から、出る部分ってほんのちょっとです。この事実だけで何となくわかりますよね💦
一方で、実際の試験は過去問で出た内容が、形を変えながら繰り返し出題されます。それは、キャリコンに合格してほしい私たちに分かっておいてほしい重要部分は決まっているからです。
実際に、私は昨年行政書士試験に合格しましたが、過去問10年分を3セットこなして全てに正答が出せる力を身に着ける勉強をしました。中小企業診断士の1次試験に合格した時も、過去問ばかり毎日毎日やって一発合格を果たしたんですよ✌
ほんとうに、あなたのために伝えたい、本当に合格の秘訣は過去問を大切にすることですよ、ということを。
私は実際に過去問しか勉強しませんでしたが82点で合格でした。100点を目指して猛勉強された方も終わってみたら82点でした。過去問さへ勉強していれば楽々70点は超えていく実例です
各科目の取り組み方のポイント
それではここから実際に各科目の勉強の方法について、ポイントを押さえていきます。
学科:過去問の勉強方法
目的は過去問の正答を覚えることではありませんよね(^^;
大切なのは、過去問の答えを覚えるのではなく、その問題がもう一度出た時に、あなたが解けるようになることです。そのために、その過去問で問われた知識と、その周辺の知識を習得してしまう勉強をしなければならない、ということです。
同じ問題が同じ出方をするわけがありません。しかし同じ内容がそのまま出て、違う聞き方をされる場合がかなりたくさんあるんです。だからこそ過去問中心の学習が大切で、その時に答えが出せるような勉強をしなければならないのです。
ですので、具体的な勉強方法の中では解説を理解することが一番大切になってきます。
50問通しでテスト方式で問題を解いてみるようなことは必要ありません。それはもったいない100分の時間の使い方です。
一つひとつの問題を大切に、その問われている重要ポイントや周辺知識を片っ端から自分ものにするという学習方法が必要です。こんな手順です。
- 一つの問題を自分で考えて解いてみる
- 〇×を確認する
- 一つ一つの選択肢の解説をチェックする
- 解説に重要ポイントをマーカーで色を塗る
- 補足で覚えておく知識は書き足す
まず自分で考えて問題を解いて答えを出すことが大切です。そうすれば次のことが分かります☺
- 一つ確かに知っている知識があれば正解を導くことができる
- 知識があやふやでも、案外消去法などの判断でも正解することができる
- この分野は全然分からない、自分のの弱点だ
じゃあ、ここからが勉強の本番です。
正解に結び付いた重要な知識は自分に実力がついている証拠です、自信にして、さらに復習をして周辺知識も一緒に定着させてしまいましょう。
消去法で正解できたことはあなたの判断力と勝負強さを高めてくれました。消していった選択肢について、なぜ消したのか、正確にはどうなのかをチェックして覚えてしまいましょう。そして残った正解の選択肢の内容をしっかり復習して覚えましょう。
自分の弱点を見つけたらラッキーですね。この過去問に出てきてくれたその解説から復習をして知識にしてしまいましょう。次にこの内容の問題が出た時には解けますよ!
これらが過去問の学習方法です。そして、こうして丁寧に勉強して分かったつもりになっても、実は簡単には定着しません(^^;。1回じゃダメなんです、最低3回くらい繰り返さないといけません。
でもね、時間がかかりますからね、2回目からは問題を解かなくていいんです、マーカーでチェックしたり、補足知識を書き加えたりした解説が復習のツールになります。もう問題は解かなくていいので、解説を最低でもあと2回見直すことが大切です。
50問あっても、半分程度は見直さなくても絶対に分かるという問題があります。最初に解いた時にその問題はチェックしておけば2回目は復習しなくて済みます。復習したときに、この問題はもうわかったな、この知識はもう身についている、と言う問題はまたチェックします。そうすると3回目に復習しなくて済みます。3回目の復習は、いよいよ2回復習してもまだ自信がない知識なので試験の日まで重点的に復習します。
これで、あなたの学科試験対策は完璧です!
これ👇は過去問を暗記カードにして動画にしたものです、ものすごい価値がありますよ‼ぜひチャネル登録してください。
途中ですけど今日の全体像です☺
論述の勉強方法
さて論述(実技)です、試験は記述ですけどね。
もう一度、どんな問題か載せますね。
この50点のうち、40%未満、20点未満なら不合格です。実技全体で60%以上が合格だから、この論述でも30点は少なくとも取っておきたいですね。万が一に面談が不首尾だったことを考えると、この論述で35点や40点以上を取りたいですね。
ちなみに私は34点でした。ですのでこの勉強方法で間違いないと思います。
回答用紙を載せましたが、設問ごとに行数が決められていますね。ここに書きなさい、と言うことですが、
回答を書く行数に意味などあるんでしょうか?
実はあるんですよ、大ありです。2行で回答を求められたら2行で回答しなければいけないし、5行で回答を求められたら5行で回答しなければいけません。
なぜかと言うと、作問者は回答をセットで問題を作るのですが、2行を求めると言うことは、2行書いて正解となる問題を作られているからです。5行求められれば、5行書いて正解を書くことができる問題が作られている、ということです。
行が余ってしまった、というのは、自分が作った回答は、求められている答えが何か足りないということです。これも訓練です、1行当たりに書くべき文字数は40から50文字らしいですよ、練習して、求められている答えを求められている行数で書ききりましょう。
設問は変わりません、毎年同じです
実は上に載せた設問は毎年同じなんです。何が違うかは、【事例記録】が毎年違うんです。だから、問われることは一緒なので、対策ができるんです。
設問ごとにどんなふうに回答するかは、自分として回答のフレームを作っておきましょう。重要なのは、準備していったフレーズを書いて一般解だと思わせないで、その根拠に逐語内容を当てはめるて個別解にすることです。
「・・・です、なぜならば・・・だからです」の、なぜならばの部分、根拠がしっかり具体的に指摘できているか、がここで点数を取るポイントだからです。
具体的に重要なポイントは、その根拠の部分には、採点者が書いてほしいキーワードや、書いてほしいフレーズを書くことです。
なぜならば、複数の採点者がバラツキなく採点するために採点基準、と言うものが存在しますが、そこには「この言葉が書かれていたら何点」という基準になっているからです。
まあまあいいことを書いていても、間違ってはいない答えを書いていても、採点基準に合ったキーワードやフレーズを回答に盛り込んでいなければ、採点者が点数をつけてくれる訳にはいかないからです。
そしてここで、やはり何度も過去問を解いて訓練しなければいけないのは、50分と言う制限時間内にベストの回答を作る必要があるからです。
そこそこ、読んでもらえるほどに丁寧な字を書かなければいけない、決められた行数で書かなければいけない、求められているフレーズで、逐語記録の内容から求められているキーワードを使って、根拠を明確に示しながら、どうですか!という回答を作り上げなければいけません。
訓練です、訓練、40分で全て回答を完成させる力をつけましょう、そうすれば本番で50分ピッタリで回答が作れるくらいの実力になります。
知っているのとやれるのとは別です。あなたは試験本番でやれるようになっておかなければいけないんですよ(^^)、少なくとも直近3回分の論述試験を2セットずつやりましょう。
この勉強1セットに2時間かけるとして、3年分やれば6セット、12時間。少なくともこの勉強時間を試験までに確保して実行です。今から学習スケジュールに書き込みましょう!
回答のポイント
設問1.(発言を受けどのような応答)
直前のCLの発言を伝え返す、感情の言葉をとらえて、CLを受容と共感していることを伝えてあげましょう
設問2.(あなたが考える相談者の問題)
指摘する問題点はこんなフレーズを持っておくといいです
- 自己理解が不足
- 仕事理解が不足
- 情報収集が不足
- コミュニケーション不足
- 中長期的な視野が不足
- 自己効力感が低下
- 思い込みがあるように見える
「・・・と言う発言から」「・・・と言う行動から」「・・・と言う点から」と、逐語内容に即していたりキーワードやフレーズで、しっかり根拠を示すことこそが大切だと、上に書きましたね。
設問3.(今後どのような働きかけを行うか)
設問2.で答えた相談者の問題を解決させてあげるように支援してあげることが、今後の関わり合いの方針としては筋が通っているでしょうね。
- 自己理解が不足しているなら、ジョブカードなどのツールを使って棚卸をさせてあげる
- 仕事理解が不足しているなら情報収集を一緒にしてあげる、調べ方を教えて上げる
- 中長期的な視野が不足しているなら、ライフキャリアシートやライフプラニングシートを使って考えさせてあげる
- ・・・
- ・・・
など。ジョブカードや、書き方や、面接指導や、VPI職業興味検査や、学科試験の学習を進める中であなたの対応のボキャブラリーを増やしていってください。
私は論述50点満点中34点で合格レベルの6割は超えました。ほぼ全員30点台になるようですが、34点というのは仲間内では一番高い点数でした。ですので上に書いた対策で間違いないと思います。
面談・口頭試問
さて、本当の実技ですね、ロールプレイ。
面談スキルに関しては、ここに簡単に書いて、それをあなたが読んで、はい合格レベルに上達しましたと、そんな簡単なことではありません(^^;、それはしっかり練習して、近くのしっかりした人に指導を受けてください。
もう一度書きますとね、面談を通じて「態度」、ロールプレイで「展開」、口頭試問で「自己評価」を評価され、それぞれ40%以上得点しなければいけない、そして全体で60%以上の得点をとらなければいけない、とあります。
ロールプレイは頑張ってください、頑張りましょうね本当に(^^)
練習で場数を踏むしかないですからね。それも1回1回指摘も評価ももらいながら、自分なりにしっかりと振り返り、次のロープレでは修正していく。
これは大変な訓練を要するスキルですから、試験までの限られた時間にできるだけ多くの練習の場に身を置いて訓練しましょうね。
それでも試験日を迎えます。その時に最低このラインは確保しなければ不合格になるようなので、この線はキープしましょうね。
- うなずきや相づちをいれながらただただ聴いて、CLの言った言葉を繰り返してあげる
- 話の途中で、アドバイスを始めたり、考えを話して言い聞かせて上げたり、解決に誘導するような質問をするつかね、くれぐれもしちゃだめですよ😢
ロールプレイ、面談に関する勉強方法は、別に念入りにアップしています。このページの最初の部分と、終りの方でリンクを貼ってあるのでそちらを見てください!
と言うことで、ここで書くのは、一方で大切で、準備ができる口頭試問に関してです。ロールプレイが大切だと言ってそっちばかりに気を取られて、口頭試問の準備をしなければ、ここでの点数が実技全体の点数の足を引っ張ることにもなりますからね。
そして逆に、ロールプレイの出来がいまいちだったと思った人も、この口頭試問でしっかり対応して点数を取ったことで合格された方がけっこういらっしゃるようですからね。
私は、この口頭試問は実技(ロープレ)の救済のための問題だと思っています。
15分ではやりたかった展開もできなかったかもしれません。この人はそれが「できない」のではなくて、「分かっていて、やろうと思っていたけれども時間がなくてできなかったんだ」、ということを説明させてあげて加点してあげよう。本質はそんな目的の試験だと思います。
自己評価として、できたこと、できなかったことをこのようにとらえます。
私は主訴をこう理解し、相談者の問題をこんな風に見立てていました。
15分ではできなかった”こんなこと”があるので、今後それをするつもりです。
そしてこんな目標で、具体的にこのように支援を続けようと考えています。
「ハハーン、そういうことか、分かってるね、じゃ加点しといてあげよう」と言ってくださろうとしてこの口頭試問があります。ですから積極的に口頭試問の対策はしていきましょう。
さて、CC協議会の口頭試問では、以下のことが聞かれます。
- ロールプレイで良かった点と悪かった点は?
- 相談者が訴えている主訴は何ですか?そしてあなたからみた相談者が抱えている問題は?
- このあと相談者に関わっていくとしたらどのようにサポートしていきたいですか?
5分間あります、この質問に回答しながら5分間話をすると言うことです。例えば、ダラダラと話して上2つくらいの質問に答えている途中で5分になるかもしれません。端的に淡白に受け答えをしたら時間が余ってしまうかもしれません、その時は5分を待たずに終わってしまうそうです。
※ちなみに、よく練習で使う大きなデジタルタイマーは試験会場にはありません。少し離れたところに小さなアナログ時計を置いてあるだけです。そのアナログ時計を見ながら時間配分して答えていく練習をしていきましょう。
実際には、「5分ピピピ!」はありますが、デジタル時計がカウントダウンして見せてくれるわけではありません。時間前に答え終わればそれで終わる、5分を超えたあと長く話していると、「手短にお答えください」と言われてワタワタと終了することになります。
3分で終わって落ちた人がいるとか、それでも受かった人がいるとか言う話もあります、長くしゃべりすぎて注意されて終わった人が落ちたことも聞いています。
まれに、時間が余ったときに追加の質問をされたと言うこともあるようです。けれどもこれは意地悪じゃなく試験官が、この人どう考えているのかな?もうちょっと確認してあげて加点してあげよう、とする意図でのことですので慌てずありがたいと思ってその質問にしっかり答えましょうね。
とにかく、上から2つ目までしっかり答えて4分をこなす、3つ目の今後のサポートを話している時に5分がくる、と、この辺りを目指して準備しましょう。
①ロールプレイで良かった点と悪かった点は?
試験では「良かった点と悪かった点を1分程度で答えてください」と言われます。ここであまりダラダラと答えられたくないんでしょうね、次の質問の答えが聞けなくなりますからね。約1分で答えられるように練習しましょう。
良かった点は、と聞かれて、7割がたの人が答える定番の答えがあるらしいです
- 感情の言葉を繰り返すことができました
- 気持ちに寄り添う受け答えができたと思います
私が通った養成講座では次のフレーズも一つとして教えてもらいました
- 一定のラポールが築けたと思います
試験官がね、また来たか、それを言ったか、と飽き飽きしているらしいです(^^;、あまりに一般的なことを言うと、それが採点対象にならない、加点対象にならないからここでの応答には工夫が要ります。要するに根拠を具体的に示すことです。
- 「・・・という感情の言葉を・・・」(返してあげることができた)
- 「・・・と言われた時に、・・・だと感じて・・・したことで」(気持ちにより添えた)
- 「・・・のことまで話してくれる関係になれたので・・・」(ラポールが築けた)
悪かった点は、と聞かれたら、正確に反省があれば、それを語ればいいようです。悪かったことを認めるのは、ちょっと嫌ですよね(^^;、でもこの科目では悪かったことで減点しようとするものではなく、自分を客観視してしっかり自己評価ができていることが加点の対象となるようです。
なぜなら、CC協議会の実技の評価項目が【自己評価】だからです。この後の質問も通じて、この実技ではCC役に自己評価がしっかりできているかを求められています。
これもテクニックと言うより訓練ですね。客観的に自分をふり返って、「あそこでちょっと失敗した、自己理解のためにあの言葉を捕まえて聞いてあげればよかった」、「あそこであの言葉を捕まえてげたほうがよかったができなかったので、深く入ってあげることができずに話が発散した」、などね、しっかり自己評価できれば点数の対象になるようです。
②相談者が訴えている主訴は何ですか?
これはCLが抱えて相談に来ている表向きの問題、悩みや相談です。
- 「・・・と言うことに困って、・・・について相談に来られた」
- 「・・・の状況で・・・に悩んでおられ、・・・について相談に来られた」
「本日はどのようなことでお越しになられましたか?」から始まる面談を通じて、傾聴に次ぐ傾聴で、CLが来談された理由、CLが一番訴えたかったこと、相談したかったことをしっかり理解してあげて、的確に伝えましょう。
③あなたからみた相談者が抱えている問題は?
解説はこのように分けていますが、実際の試験では②と③は一度に聞かれます。そしてクライエントのことを「相談者」と表現されます。
主訴と言うのはCLが直接的に訴えている悩みや相談ですよね。抱えている問題と言うのは、そのような悩みや相談を持っているCLさん側に、何か改善すべき問題を抱えてらっしゃらないかな?と言う考察です。いわゆる「見立て」です。
論述でも解説しましたが、いわゆるこのようなフレーズで語れます。
- 自己理解が不足
- 仕事理解が不足
- 情報収集が不足
- コミュニケーション不足
- 中長期的な視野が不足
- 自己効力感が低下
- 思い込みがあるように見える
出たとこ勝負でなくってね、このようなフレームワークは覚えておいて面談に臨みましょうね。
大切なことは同じです、このフレーズだけなら一般解として得点源、加点対象になりにくいので、面談を通じて、どのことからそれが言えるのかの根拠を示すことです。
「・・・とおっしゃっていたように、仕事理解が不足しているように思えます」「・・・という状況のようですから、情報収集が不足していると思います」、などです。
ここで、「何が不足している」としっかり認識するんです。そうしたら、「何が足りない」とはっきりします。すなわちその足りないことを支援してあげることが次の質問への応答につながります。
④このあとCLに関わっていくとしたらどのようにサポートしていきたいですか?
③に対する具体的なアプローチになります。
まず、どんな支援をするにしても目標が必要ですね。
「相談者がもう一度冷静になって、・・・するのか、・・・するのか、自律的に判断して行動できるように支援をしていきたいと思います。」
「そのために・・・」
と続きます。
だめなのはこんな感じで具体的でない応答のようです。
- ✖「寄り添って話を聴きながら自己理解をする支援をしたいと思います」
- ✖「今後もフォロウして職業理解を支援したいと思います」
そしてこのように続いていきます。
「・・・と言う状況におられ、・・・が不足していると思うので、・・・の重要性に気づきを与えるように支援しいきたいと思います」
「そして具体的に、・・・を(調べること)(整理すること)(・・に相談すること)を提案して、情報を提供し、一緒に考えてあげるように支援をします」
CCとしてのバックグラウンドにはこのキャリア形成の6ステップがあります。
①自己理解 ②仕事理解 ③啓発的経験 ④キャリア選択に関わる意思決定 ⑤方策の実行 ⑥仕事への適応
これを進めてあげるという大きなフレームワークがあるので、まずは①自己理解と、②仕事理解を深めさせてあげることが継続した支援内容になります。
ただね、ここでも一般的な言葉で語ってもそれは加点にならないと思っておいた方がいいと思います。ここで求められているのは、個別具体的なこの面談事例におけるCLの抱えている問題(③)に対する、あくまで具体的なあなたの行動の考えを試験官は待ってらっしゃいます。
答えることは、
- この面談事例における、具体的な場面やCLの言われた言葉などを引用して足りない点を明らかにし
- 自己理解、または仕事理解を支援する具体的な方法について述べること
自己理解を支援する具体的な方法は?・・・棚卸を支援、ライフキャリアシート、ジョブカード、職業レディネステスト、などなどありますよね。
仕事理解を支援する具体的な方法は?・・・VPI職業興味検査やOHBY、職業情報サイトを見たりハローワークに行くなど、進んでいるならインターンシップを提案してあげたりね。
以上で、口頭試問で「自己評価」を評価してもらって、ロールプレイでの「展開」の評価がもしもが不発だった場合に備える意味でも、高得点をゲットしにいきましょう。
そして、ここでの最後に書きますが、面談を通じて「態度」を評価されますからその点にも気を付けましょうね。それは自分にも言っています(^^;
短パンビーサンでは行かないと思いますが、ビジネスカジュアル、攻めるならスーツ姿が無難でしょうね。私はしばらくネクタイを締めていないなら、もうネクタイが閉まらないほどに首が太くなってしまいましたが、頑張ってパリッとしていきたいと思います。
そしてロールプレイもそうですが、口頭試問の間中も、自分はすでにキャリコンの先生なんですという自覚をもって、しっかりした真摯で誠実で礼儀正しい態度で通しましょうね。
ついつい教室でのロールプレイのあとの自己評価では砕けてしまっていますからね、そこも試験官にしっかりと答えるほどの態度で行う練習をしましょう。あとと数回の練習のチャンスを活かして仕上げましょう。
ここまでの今日のまとめです
参考に
実は私はLEC東京リーガルマインドで養成講座を修了したんですが、いろいろ特別講座がありまして、私もいくつか受けました。 あなたもよろしければ、LECの通信講座から申し込まれればいいと思います。
他の重要ポイント
そのほかに考慮すべきものすごく重要なポイントを最後につけておきます。
学習スケジュール
さて、試験まであと2か月を切ったとします。まだ間に合います、けれども書いたことは、すごい量と質、まだやらなければいけないことがいっぱいあるでしょ?
私はこんな風にスケジュール管理をしながら勉強をしました。といって、日ばかりが過ぎて予定が遅れ遅れになっていますけど。そしてあと2か月のスケジュールが書けていませんけど(^^;
でもね、書いたことをあなたはこのスケジュール表に落とし込んでください、そして実行してください。あなたは必ず合格しますからね!
ここには行政書士試験の勉強をされている人のためにスケジュール管理の大切さを書いた記事です。よければ覗いてみてください、このスケジュールのEXCELファイルがダウンロードできるようにもなっています☟
試験まで2か月と迫りました。
まだ間に合います、けれどもここからが勝負です
そのことについて書いた記事がありますのでよろしければ景気づけにでも覗いてみてください。
あなたは必ず合格します!
行政書士試験試験と書いてあるのを、キャリコンと置き換えて読んでいください。一緒です、あなたはこうして合格します。
最後に!
さて、これで一通りポイントを押さえてきました。残っていることは、あなたがやるだけです。
大切なのは訓練です。この記事を読んでもらっても、勉強方法の理解と知識を得てもらっても、そのことで点数は取れません。
知っているのと出来るのとは別です。しっかり練習して、訓練して、この試験、この種目を攻略して合格しましょう!
私がこの通りの勉強をした結果は、学科82点で合格、論述34点でA判定でした。
ですのでここに書いた学科試験と論述対策はこのまま信じて行ってください!
実技試験対策はここにまとめています。ちなみに、まとめてある方法で練習した私はこのような点数を取って合格していますので信用してください。
そして私はLEC東京リーガルマインドで学びました。特徴は、他の学校に比べて安いことと、校舎とクラスがたくさんあるので、学習する機会と場所が多いことです。特に実技試験のための練習はクラスの人たちと集まって行いますが、そんな機会もすごく多く持てるのでよかったです。
これから養成講座を選ぼうかという人はぜひお勧めです!
八幡ココロでした!
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