驚きの「定年の引き上げ!」「定年制の廃止!」行政書士

ライフプラン

こんにちは、八幡ココロです。

8割の会社は「再雇用・継続雇用制度」をとっているからといって、その実態を見てきました。賃金居場所とも、なかなか厳しい現実でした。3つのうちどれかとりなさい、と言われて、いやいや導入した会社が選んだのは、しょうがないから再雇用・継続雇用制度なんでしょうね。実態からはそう思うしかありません。

それ以外は「定年の引き上げ」と「定年制の廃止」です。併せて2割も採用されていません。

「継続雇用制度」を導入している企業が81.7%と最も多く、「定年の引上げ」は15.7%、「定年制の廃止」は2.6%にとどまっています


平成27年に厚生労働省が、約15万企業(従業員規模31人以上)のうち、高年齢者雇用確保措置を実施済とした企業(全体の99.2%)に対してその導入内訳を調査したもの

会社も従業員も満足されています

結論から言いますと、この制度を導入した会社は、明確に目的をもって導入して、ほとんどがその目標を達成したと満足感を持っています。両制度とも採用された会社の9割が満足されています。

ここ↓に全部書かれています

導入した会社の目的はほぼ達成されている

  • 人手の確保
  • 優秀な高齢社員に引き続き
  • 知識・スキル・ノウハウの発揮と継承

そしてこれらの8割がたが満足する結果を得た、効果が出たと答えられています

6割以上の人の賃金水準は変わらない

  • 60歳~の賃金水準は、「61.5%が59歳時点の水準と変わらない」

となっています。2分の1になったり3分の1になったりするのがザラな雇用延長・再雇用と全然違いますね。

仕事内容と責任も変わらない

  • 59歳以前と「仕事内容」が、53.8%の人が全く同じ、42.5%がだいたい同じ
  • 59歳以前と「責任」は47.6%の人が全く同じ、40.6%がだいたい同じ

60歳になっても、59歳の時と仕事も責任も同じって、まさに何も変わらないですね、これこそが定年延長とか定年制度の廃止ですね。これが一回お辞めいただいて、もう一度仕事と金額を再設定して働きだす再雇用と全然違いますね。引っ掛かりなく59歳から60歳を通っていく、と。

これからどうなっていくんでしょう?

ここまで見ると、定年延長や定年廃止は働く者からするとすごくいいですね、定年再雇用で働かざるを得ない人に比べて。導入した会社も満足しているなら、本当にいい制度です。すべての会社はそうすればいいのに、国は全ての会社に定年をなくすように制度化すればいいのに、なんて思いますね。アメリカやヨーロッパの国ではそうするでしょうし、そうしていますよね、国は男前です。

でも実際には日本でこのように定年延長や定年廃止をしている会社は18.3%にとどまっています。実はこれらの会社でも、3割の会社は課題として「若返り」と答えています。これらの会社は中小企業が多いんです。

当然このようにされている会社は経営者の方も含めて社員を大切にされている会社だとは思いますが、人手不足や人手の確保に問題を持っていたり、高齢者のスキルを必要としていたりという背景を持っておられます。

一方で、大手企業はそれなりに若手を確保することができて、パフォーマンスが落ちた高齢者と入れ替えていきたい、そのためにはやはり60歳で定年退職していただきたい、と考えている結果が81.7%が定年再雇用の制度導入にとどまっているという結果です。

これからどうなっていくんでしょうね?国は企業に定年延長の制度導入に導きたくてというのもあるでしょうか、公務員の定年延長に向けて動き出していますね。これもニーズは霞が関ではなく、地方の役場などの働き手がいない、という、中小企業が抱えるような問題が背景として大きいようですね。

私はそれなりに大手に勤めていますが、私の周りの50歳前後の社員でも、うちの会社も自分が定年する頃には定年が65歳に延長されるだろ、と言っている人が多いです。本当にそうでしょうかね?私はそうは思っていませんし、あてにもしていませんけれど。

結論は

人手や技術の継承という点で、中小企業がこれから定年延長や定年制度の廃止をする会社が多く出てくればいいですね。働く人も、会社も幸せになりますしね。

特に大手企業は定年延長に踏み切る会社はそんなに多く出てくるとは考えられませんね。数年でそんな風になるなんて思えません。これをあてにするべきではないと思います。

ということなら、賃金もがた落ちするし居場所もないような再雇用に甘んじるか、今の会社から離れて新たな自分の道を行く、第2の人生、人生後半戦を積極的に楽しみに行くか、こんな風にできれば50代から考えて取り組むことがあなたにとって必要なことだと思います。

私、八幡ココロ54歳会社員も、今そんな状態です、まさにそんなことを考えてチャレンジしようとして準備している段階です。私の学習や実体験も通じながら、そんな時のヒントをここにたくさん載せていければいいと思います。

定年を考える50代、一緒に頑張っていきましょう!

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