「世界の定年サロン!」退職リタイア事情や年金について

制度

どうも、八幡ココロです。

あ、この定年サロンがグローバルに進出したわけではありません(^^;

日本の制度を見ている最中ですが、世界の定年事情を見てみました。年齢の上下はありますが、どこも日本とあまり事情は変わらないように思います。働く者と雇う会社と年金を用意する国の間で苦労しながら制度を作っているように思います。そして年金受給年齢の引き上げをしていて定年年齢も上げていっているようです。見ていきましょう。

中国は55歳、もっと働かなくていいんですか?

中国でも定年退職制度があるようです。あそこは社会主義なのか資本主義なのかよくわかりません。けれど平均が55歳未満ということなので、上下あるんでしょうね。この中国の平均55歳というのが世界で最も定年退職する年齢が若い国ということらしいです。大丈夫なんでしょうか?そんなに早くに働くのを辞めて(^^;

だって中国でも少子高齢化が進んでいるんでしょ?何人で何人の老人を養わなければならないという事情は日本より深刻になるんじゃないでしょうか?

経済が発展しているといっても、もっと働かなければいけなくなるんでしょうね。ま、引き上げられていくんでしょう、55歳は、そのままって言うことはないでしょうね。

アメリカは自由の国、定年退職を定めることが禁止

アメリカには定年退職がないようです。法律で雇用た労働条件について年齢を理由に差別することを禁止しているということです。「何歳で辞めてもらいます」という雇用契約ができない、さすが自由の国です。裏腹で会社による従業員の解雇も比較的自由ですからね、自由の国です。

安全性を重視する公共交通機関(飛行機、バス運転手など)や警察官、消防士などだけは例外で定年制度が認められているようです。なんとなくわかります。

カナダやオーストラリアなどもアメリカ同様定年制が禁じられています

さて、こんなことだからアメリカ人は自分の意思でリタイアする年齢を決定します。もうこのあたりで働くのは辞めておこう、と自分で決めるんですね。調査によると、平均リタイア年齢は1990年の57歳から、60歳、62歳と年々上昇しているようです。そして現在働いている人がリタイアしたいと考えている年齢の平均は66歳とのことらしいです、やっぱり働ける間は働き口が欲しいんですよ。

同じように年金がもらえる年齢という事情があります。アメリカの年金の満額受給年齢は65歳ですが制度改正によって67歳まで段階的に引き上げられている最中のようです。アメリカにも高齢化問題があります。日本は60歳から65歳に段階的に上げられている最中なので、アメリカのほうがもらえる時期が遅いんですね、辛いですね。アメリカで退職する人の平均年齢は62歳であり年金を受け取る66歳まで無収入期間となります。アメリカ人向けに定年サロンを発信してあげたいくらいです。

年齢で差別するな、だから定年がないというと、では70歳でも80歳でも働けるかというと、これは別に30歳でも40歳でも50歳でも、アメリカの会社は比較的簡単に解雇することができるんですね。自由って書きましたけど、その裏腹ですね、自由というのは逆に厳しい。

日本は私が会社都合の強制解雇ではないか?と書きましたけど、これは日本の会社が一度雇用した従業員をおいそれと解雇できないからの措置、と言えなくもないですね。どうでしょう?日本がいいでしょうか、アメリカがいいでしょうか。

ヨーロッパは潔い

イギリスやドイツなどのヨーロッパ諸国では、定年年齢と年金受給年齢がリンクしているのが一般的です、要するに年金受給年齢が上がっていけば、定年退職の年齢もそれに伴って上がっていく。従業員が年金受給年齢に達した際、解雇の通知なく雇用関係を解消することができる雇用契約ができ、実質の定年なります。

イギリスも65歳を定年退職の年齢と定めていましたが、2011年に定年制度を撤廃しました。そして上に書いたように年金受給年齢とリンクしているのですが、その年金支給年齢をイギリスは現在の65歳から段階的に68歳に引き上げようとしています。だから、65歳の定年では年金支給までの生活費が捻出できないから、定年制度撤廃されたということです。潔いですよね、理屈が通っている。日本みたいに3パターンとか、実際には再雇用制度を採用する会社が8割で給料も激減して居場所もなく早くに辞めてしまって運用が追い付いていないようなこともないのでしょうね。日本人の私はそう思うのですが、イギリス人の中には、「国は年金を支給せず高齢になっても働かせる気だ」ととらえる人もいるようです。日本の事情を教えてあげたいくらいです。

ドイツも年金受給年齢は65歳なので現在の実質上の定年は65歳です。でもドイツも少子高齢化、労働者不足の事情は日本やアメリカと同様で、年金受給開始年齢の引き上げが議論されているようで、現在67歳まで段階的に引き上げられているところのようです。これに応じて定年年齢も引き上げられることになりますが、ドイツ連邦銀行が公的年金制度維持のため定年年齢を69歳まで引き上げるよう提言して物議を醸したことがあったらしいです。

さて、いかがでしたでしょうか?

ヨーロッパはいいですね、定年退職と年金受給時期が一緒で無収入期間がないんですからね。

アメリカやカナダオーストラリアなど自由な国は、自由なだけに頑張ろう、という感じですね。

私たち日本人は私たちで頑張りましょう、定年サロン!

コメント

タイトルとURLをコピーしました