定年退職後の再雇用 収入はそーなんですか?

マネープラン

こんにちは、八幡ココロです。

会社は人を固定費としか見ていない、再雇用制度があっても本音ではお引き取りいただきたいと考えている、と書きました。けれども再雇用の制度があります。本人さんたちの希望もあります。実際に私の会社でも多くの方が再雇用制度を利用して定年退職後も職場に残られます。今回は再雇用制度の実態はどうでしょうか。

再雇用制度を使って継続して働くことは快適なのでしょうか?

めでたく定年退職、そして再雇用

一回は定年退職されるんです、退職金ももらって。職場では定年退職のお祝い会みたいなのもしてあげたりします。本人さんも多くの人に定年退職のあいさつのメールを送られます。自分の会社人生を増えりかえって皆さんにありがとうございました、のような。

人事異動にも出ます、退社というところに「退社(定年)○○ ○○」のように。知らなかった人は、そんなのを見て、「あー、あの人定年で辞めはったんや」なんて思います。

けど、その後もまだ職場におられるんですよ。当たり前ですよね、再雇用されたんですから。よく見たら、人事異動にも入社というところに「入社(エルダー)○○ ○○」のように載っています。

「お願いねー、これからも!」、「あー、そうだったんですか、これからもよろしく!」みたいな感じですね。職場も働く仲間も一緒です。

でも、再雇用後も前と同じように見えて、ちょっと違ってくるんですね

給料がグンと下がる

せっかく再雇用制度があるのだから使わせてもらおう、給料は安くなるけど今の職場でそのままの仕事をして年金がもらえるまでを過ごそう。という判断ですが、まず給料面が全然変わります。

覚悟はしていた、分かった上で再雇用制度を使ったのだが、ということなんですが。

一般的に、定年後に再雇用された場合給料が半分になる、3分の1になる、なんて言われます。私の会社でも再雇用で働かれる方は年収が200万円とか300万円になるようです。例えば年収500万円もらっておられた女性の担任職の方が再雇用で残って年収150万円とか、年俸1,200万円もらっていた管理職が再雇用されて年収300万円とかです。

実際には「高年齢雇用継続給付金」を受けるなどして400万円弱になるようです、これが私の会社の実態です。(後記:これは私の会社では2020年度以降少し変わろうとしています)

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それでも、今60歳で会社を定年退職される先輩は年金がもらえるのが63歳ですから、それまでの3年間の無収入期間の過ごし方として再雇用を選ばれるのです。

それでもいいよ、と給料が安くても何もないよりましだし、今までの半分もらえるならもうちょっと、3年間働けばよい、という判断ですね。

豊かな第2の人生、働き甲斐、生きがい、そんなライフプランについてはまた書いていきます。今までプライドをもってやってきた仕事を、その会社で定年以降も続ける、というのも一つの立派な考え方だと思います。

「お金のことはいいんだよ、貯えもあるし、家もあるし、子供も独立しているし、お小遣い程度の収入があればいいんだよ」

と言って再雇用で残られて、イキイキとというか、呑気に働いておられる方もいらっしゃいます。うらやましいです。そういう方には再雇用制度で収入がグンと落ちても何の障害にもならないのでしょうね。よっぽど今の仕事が好きで、今の会社が好きで再雇用してもらいたい、そういう方もいらっしゃると思います。

ただ私はそうじゃない。

現実的な話をすると、再雇用制度を使った時の収入面というのはグンと下がってしまいますよ、ということを理解したうえで、この制度を利用するかどうかを判断しなければいけませんね。

そして私たちの年代は、年金をもらえるのは65歳ですから、60歳で定年退職して5年間が無収入期間となります。グン、と下がる給料で再雇用してもらって十分な収入と言えるのだろうか、という判断になってきます。

私は60歳から年収がそんなになってしまうと言われれば困ってしまいます(^^;

だから

私は再雇用を選ばない、というか、選べない。

と、いうのが収入面から見た実態で、私の実体でした。

さてあなたはどうでしょうか?

ここでは、再雇用制度を使って継続採用されても収入がグーンと下がることを書きました。残った人たちもビックリするくらい、あの人あんなに給料下がってるのに残られている、と言われながら残って働くことになります、というのが実態ですと書きました。

次は職場が一緒でも立場が全然違うという実態を書きます。

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