こんにちは、八幡ココロです。私の会社では、社員が
50歳になったときに「ニューライフチャレンジ研修」
というのを、なんと1泊2日で行ってくれます。
「定年まであと10年、そろそろ準備しないといけないなー、会社も手厚く研修などしてくれるんだな、ありがたいなー」。なんて、「これは人事研修だから、必須だから、仕事から堂々と二日間離れることができる」、なんて考えながら、のこのこ出かけるんです。
その時は3~40人くらいだったでしょうか、それくらいの塊り感で、何回かに分けて、その年度に50歳になる社員全員が研修センタに集められるんです。私の時はそうです、昭和40年生まれの同級生が集められました。私は2浪していますから2年先輩も一緒、院卒も、短大卒も、高専卒も、高卒も、先輩も後輩も、なんせ昭和40年生まれが集められます。
へー、この人も同い年やったんや、と、先輩も後輩もひっくるめて同窓生として親近感を持って仲良くなったりします。それはそれでいいんですけど、さて研修の中身です。
思っていたような、60歳を過ぎてからのアドバイスのような研修じゃないんです。
ニュー ライフ チャレンジ
です。
新しい 人生に 挑戦
です。
研修が始まって、まずうちの会社は再雇用制度をとっていることを説明されます。 その後に言われるのが、
- 現在は毎年100人が定年退職しています
- なんとか仕事をオファーして希望者には再雇用で働いてもらっています
- けれどもあなたたちの時は年間400人が定年退職になります。
その時、
皆さんに提供する仕事がうちの会社にはありません!
「えーーーーー?」って感じですよね。
それ!?、って感じです。そんなこと言われてどうします?ここから1泊を挟んだ2日間の研修が始まるんです。
人生の振り返り
内容はよくある、人生の振り返り。いつ盛り上がって、いつ凹んだか。嬉しかったのはどんな時か、やりがいを感じたのはいつのどんな時か。
あなたにとっての幸せとは何か!あなたが得意なこと、本当はやりたいことは何か!
って聞いてくるんですよね、考えさそうとする。そうそう、研修自体はコンサルがやってくれています、ありがちですね。こういう振り返りは大切なことだと思います、今、私はそう思います。
けど、急に集められて、さあ今から考えろ、どうだ、どうだ、って言われても上の空ですよね。私は今でこそ、自分は本当は何がやりたいのか、を自問自答して新たな第2の人生に向けて歩みだしていますが、その研修の場所では大して何も考えられなかったんじゃないですかね。
要らん世話くらいに思っていたかもしれません。だって会社の仕事に自信もプライドも責任ももて取り組んでいたんですから、その時の今を頑張っていたんですから。
今の私の今の今は違います。本当の自分を見つめなおし、本当にやりたいことを通じて憧れの豊かな第2の人生に向かいかけています。
けど、仕事を頑張っている人、渦中にいる人にはなかなか「本当は」と問うても、「今の現状が本当の本当」、としか思えないんですね。ま、でもこれらの内容はライフプラン、第2の人生につながる本当に大切なことです。お金の計算もさせてくれます。
あなたは定年退職後に1億円必要です
妻は何歳、子供は何人何歳から始まって、結局自分が死んで、そのあと妻が死ぬまでにはいくらのお金がかかるか、なんて計算もさせてくれました。私の場合は妻が9歳年下なので、私が死んでからまだ一人で2~30年生きるような計算をしたと思います。
そこは会社の研修なので、封筒にれて一人一人にその人の退職金ポイントを教えてくれます。このままでいくとあなたが受け取る退職金はこれくらいの金額です、と。せっかくなので、当時の研修資料を振り返ってみたのですが、私の場合、ざっくりと死ぬまでの支出の総額が1億円、収入の総額が6千万円、だから定年退職時に4千万円準備が必要です。
ちょっとこのことは私を不安にさせました
- ほんま?この計算、ホントそうなの?
- えー今から60歳までに4千万円も貯められるのか?
- これから子供3人を大学を出すんですよ、家のローンもあるし
- 年収もこれからまた下がるかもわからないし
この不安をあおられたところは私にとってだいぶん大きかったですね。今でもかな大きいです。
だから自分のことは自分で考えてチャレンジに踏み出しませんか?
お金も必要でしょ?それに会社は再雇用で提供できる仕事がないんですよ
というのがこの私の会社のニューライフチャレンジ支援制度なんです。
自分のことなんでね、しっかり考えて、なんとか計算を立てて第2の人生に踏み出したいですね。
このあと、またライフプランのところで詳しく考えていきたいと思います。
八幡ココロ
コメント