60歳定年退職 再雇用制度をとる会社の本音は?

制度

こんにちは、八幡ココロです。従業員が60歳になったとき、会社がとらなければいけない制度には3つのパターンがあるって書きましたけれど、一つ一つ見ていきたいと思います。

いったい会社は歓迎して再雇用してくれているんですかね?

まずは再雇用制度です。60歳でいったん定年退職して、そのあとまた再雇用される制度です。嘱託とかも言います、私の会社ではエルダーとか言っています。

今はこの制度をとっている会社が多い

前の記事でも、このパターンをとっている会社がものすごく多いと書きました、私の会社もそうです。調査によると再雇用制度によって雇用年齢の上限を決めている企業は81.9%だそうです。

要するに8割の会社は、60歳でいったん定年退職していただいて、希望があれば再雇用します、それは65歳までですよ、ということです。あなたの会社もそうではないですか。

私が経験した3名の再雇用制度の適用例

私も昔、60名や80名の部門長をしていました。毎年、部門から一人、二人と定年退職をされる方が出てきます。当時まだ44~5歳でしたが、そんな私が大先輩の定年退職への対応をさせていただいたのを例にご紹介します。

そういう方は定年の2年ほど前までには、転勤していても単身赴任していても、実家のある地域の事業所に戻されているんです。実家の近くで定年退職するように。

2年前から面談を開始します

部門長の私から制度の説明はしなくて良かったです、皆さんよくお調べでご存知でした。人事総務部門からそういった研修や説明が丁寧にされてはいたんだろうと思います。

そのうえで、「定年後も継続してうちの会社で働く意思はおありですか?」、と聞きます。私は3年間で3名の対象者の方を対応させていただきましたが、3名とも「はい」ということでした。

お一人は男性の総合職の方で、ある分野の専門性を持たれていました。本人もプライドを持って仕事をされていたと思いますし、残ってもらって周りも安心して受け入れました。

お一人は営業所の女性の方で独身の方でした。この方は営業所の中でものすごく存在感がありまして、当然のようにお残りになりました。

もうお一人は、この方も女性で、お孫さんがおられるのですが、本人はものすごくバイタリティにあふれておられまして、まだまだやりますよー、のようにして残られました。

結論は

3名とも現役の時と同じ仕事をしてもらうことにして残ってもらいました

再雇用させていただいた、ということです。

ほんとうは2~3の仕事と金額を提示しないといけないらしいです。「こんな仕事で、いくら」、「こんな仕事で、いくら」、「こんな仕事で、いくら」、これを提示します。この中で、よかったら働いていただいていいですよ。と、するらしいです。

でも実際に私が行ったのは、面談した結果、「再雇用して、同じ仕事を継続しておこなっていただきます」、と人事総務部門に報告をしたのです。人事総務部門もその通り動いて、賃金までは私は関与しなかったのでわかりませんが、それで決定してその通りなりました。

上司の役員にこっぴどく怒られた

この例は9年くらい前の話です。このあと当時の上司の統括事業部長の執行役員に、こっぴどく怒られたんです、私と人事総務部門の部長とが。

お前らホイホイホイホイと、誰でも彼でも再雇用しやがって、固定費をどう思っとるんや!役に立つんやったら残ってもらったらいいけど役に立たんやったら辞めてもらわんかい、おう!お前ら、事業と固定費をどう思っとるんや、おう!

と、いうことなんです。

この後、その人事総務部長、先輩なんですが、と二人で凹んで反省会をしましたもん。たかが部長の私たちが役員からあれだけ怒鳴りつけられたら凹みますよ。

このことは誰にも言っていなかったんですが、ここに書いてしまいしました。もう会社の名前はここでは書けませんね(^^;

その執行役員は今は私の会社にいません、出ていかれました。そしてその時と今とは経営陣も変わり、考え方は違うかもしれません。

でも、経営って、本当は、本音はこんなところにあるのではないでしょうか。

従業員と給料は「固定費」というPL上の指標

なんですね。

会社の大切な資産、と思ってもらえればそれなりの指標として迎えてもらえるんでしょうが、そうでなければ負担となる固定費でしかないんでしょうね。

結局、会社経営の歯車としてしか機能していなかったのなら、それは負担となる固定費としか見てもらえないんでしょうね。なら、一人一人に価値を持たなければいけない。それは、後輩や若い子に言ってあげましょう。

私たちはここまで来ました。これからどうするか、だけです。

再雇用制度をとる会社の本音は「60歳でお辞めいただきたい」

ということのようです。だから国は年金をもらえる前の無収入期間に私たちが働けるための制度を作ってくれています、前回書いた制度改革、この再雇用制度も。

けれども運用も危うい、ということもこれから書いていきます。

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