こんにちは、八幡ココロです。
頑張っているビジネスパーソン、またそんな人たちを指導する立場のマネージャ・リーダー向けに有用な情報を発信しています。
前回から、「自己実現に役立つエッセンスをドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた珠玉の1冊」と言われている”プロフェッショナルの条件”について解説しています。
今回は3回目、part2「働くことの意味が変わった」の続きです。
セミナー
実は私はこの内容で自分の部下向けに約1時間のセミナーを何回も実施しています。結果はいつも絶賛してくれ、ためになったと感謝されています。それをまとめたのがこれです。
- あなたはこの説明を聞くだけで成果を出すために何が大切なのかを正確に理解できます
- あなた自らが取り組むべきことが分かるので、仕事にたいするモチベーションが上がります
- インプットと共にアウトプットのためのワークを行いますのであなたの行動を変革させます
- これを機会にあなたはさらに成長して成果を出すプロフェッショナルとなることができます
セミナーで使えるプレゼン資料をファイルでプレゼントします🎁
今回はPart1の解説ですが、Part2まで解説し終わったこの回で、解説に使用したスライドをファイル添付しています。
ダウンロードしてあなたの資料にしたり、周りにシェアしてあげたり、私のようにその資料を使ってセミナーをされてもいいと思いますよ、ぜひ活用してください。
それでは内容に入っていきます。
part2 働くことの意味が変わった
なぜ成果が上がらないのか
ものごとをなすべき者の仕事は、成果を上げること
それにもかかわらず、ものごとをなすべき者のうち、大きな成果を出している者は少ない。知力は当然ある、想像力もある、知識もある。しかし、知力や創造力や知識と、成果を上げていることとの間にはほとんど関係がない。頭のよい者が、しばしば、あきれるほど成果を上げられない。彼らは、知的な能力がそのまま成果に結びつくわけではないことを知らない。
知識労働者は自らをマネジメントしなければいけない
知力や創造力や知識は、あくまで基礎的な資質である。それらの資質を成果に結びつけるには、成果を上げるための能力が必要である。自らの仕事を業績や貢献に結びつけるべく、すなわち成果を上げるべく、自らをマネジメントしなければいけない。
考えることこそ知識労働者に固有の仕事、考えることがなすべき仕事の始まり
今や知識労働者は、アメリカ、ヨーロッパ、日本などの高度の先進社会が、国際競争力を獲得し、維持するための唯一の生産要素である
ドラッガー先生は、考えはじめる動機は成果が出るか否かにかかっている、と書かれています。あなたが考えるというのは、あなた自身がものごとを達成できるか否かにかかっている、と。
あなたは考えますよね、私も考えます。何を考えるか、が難しいですが。
では今回もワークを挟んでいきます。1分でも考えてから次に進んでください。片っ端からアウトプットする、アウトプットに手を付ける、これが大切です。
知識労働者はすべてエグゼクティブである
当然あなたはエグゼクティブです。その場で起こっている状況はあなたにしか判断できませんし、どうするかを決めるのはあなただけです。そのためには普段どうしておくことでしょうか・・・。
知識労働者は意思決定をしなければならない
命令に従って行動すればよいというわけにはいかない
自らが責任を負うものについては、他の誰よりも適切に意思決定しなければいけない、と。
けれども無視されるかもしれない、左遷、解雇されたりするかもしれない、なんて書いてくれています。なぜなら、その仕事をしている限り仕事の目標や基準や貢献は自らの手の中にあるからだ、と。
Part1で、「知識労働者の帰属先は、雇用主たる組織ではなく、自らの専門領域にならざるを得ない」とありましたね。ここ、深いですよ、これからの知識労働者の生き方として。
成果をあげる人間のタイプなど存在しない、共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていたことだけ
”私が知っている成果をあげる人たちは、その気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別だった”、と書かれています。タイプはないのです、だからあなたのタイプ、私のタイプはこのままでいいんです。
ただ、共通点は「なすべきことを成し遂げる能力」を持っていた、と。
成果をあげることは一つの習慣である、習慣的な能力の集積である
上で書かれている「なすべきことを成し遂げるための能力」は、習慣的な能力の集積です、と言っています。その能力というのは、習慣的な能力です、そして仕事や成果を大幅に改善するための唯一の方法は、成果を上げるための能力を向上させることである、と。
さ、考えてみてください、ちょっと難しいですよ。成果をあげるための習慣的な能力、って、何だろう。
今回の最後のパートですので、ちょっとグッと考え込んでもいいと思いますし、それは何だろう、と探す旅でもあるなら今回は1分ほどでもいいですね。大切なのは毎回伝えていますが、アウトプットに手を付ける、ということです。
ちなみに、私がいつも習慣にしていることは、「大きな石から入れる」ということです。ここ勝負だと思っていますので、いつも「一番大きな石は何か」「大きな石を見逃していないか」「大きな石を入れているか」と気を張っています。これが私の習慣です。
これは私の一例です、一つの参考にして発想してください。他にもゴール(目標)の設定、マインドの持ち方、**のフレームワークを重視するとか、人によっていろいろあると思います。私もこれから他にも、もっともっと成果を出す習慣的な能力を意識して身につけていこうと思います。
まとめ
インプットした片っ端からアウトプットすることが、知識を身に着けて自分のものにする大変重要なコツですし、アクションは目的でもあります。行動すること、できるようになることです。ということで、前回も載せていますが大切なので何回も載せます。
学習の5段階モデル
知らない状態から身についている状態までの変遷です。
「それ知っている!」という知識を振りかざす人は多くいます。けれどもその時点でその人の進化は止まっています。確かにその人は「頭のいいひと」かもしれません。
しかし、「知っている」と「できる」とには大きな差があり、これは意識して出来るようにならなければ、できないんです。私たち知識労働者はレベル3以上になって初めて学習している、と言えるのです。学び教える、こんな輪を広げていきたいと思います。
さて今回も途中にワークを挟みました。あなたは今回のセクションでどのように理解し、考え、また今後の行動を変えてみようとされたでしょうか? ぜひまたじっくりと考えてアウトプットしてみてください。
次は第5回となり、「part2働くことの意味が変わった」の最終となります。貢献を重視することについての解説となります。ご期待ください!
最後に著作権について触れます。私は著作権侵害がしたくってこの記事を書いているのではありません、むしろ本を買って読んでくださいとお勧めします。
簡潔にピックアップしていますが、この分厚い本にはもっと多くの内容や洞察や具体例など、当然このページでは書ききれないほどの内容があります。
続く私アップを読み続けていただいているうちに、あなたもぜひ自分で手にしてみようと思って購入してみてください。そしてご自身で266ページを読んでみてください!
※一応、Amazonのリンク先を載せておきます。
著作権法では、一定の場合に、著作権を制限して著作物を自由に利用することができることを定めています。しかし、著作権者の利益を不当に害さないように、また著作物の通常の利用が妨げられないように、その条件が厳密に決められています。 なお、著作権が制限される場合でも、著作者人格権は制限されません。
自由に使える場合
・私的使用のための複製(著作権法第30条)
・引用(著作権法第32条)
・学校その他の教育機関における複製等(著作権法第35条)
・営利を目的としない上演等(著作権法第38条)
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