こんにちは、八幡ココロです。
頑張っているビジネスパーソン、またそんな人たちを指導する立場のマネージャ・リーダー向けに有用な情報を発信しています。
「自己実現に役立つエッセンスをドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた珠玉の1冊」と言われている”プロフェッショナルの条件”について解説しています。
今回は5回目、part3「自らをマネジメントする」です。
セミナー
実は私はこの内容で自分の部下向けに約1時間のセミナーを何回も実施しています。
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Part1と2までの解説に使用したスライドをファイル化して添付しています。
このPart3の解説で使った資料もこの回↓でファイル添付しています。
周りにシェアしてあげたり、私のようにその資料を使ってセミナーをされてもいいと思いますよ、ぜひ活用してください。
それでは内容に入っていきます。
Part3 自らをマネジメントする
私の人生を変えた7つの経験
ドラッカー先生は学生の頃聞いたオペラに圧倒され、その作曲家ヴェルディが80歳という年齢で、なぜ並外れて難しいオペラをもう1曲書くという大変な仕事に取り組んだのかとの問いに答えた彼の、「いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があった」という言葉を忘れたことがない、心に消すことのできない刻印になったと言っています。
その時そこで、ヴェルディのその言葉を道しるべにしよう、いつまでも諦めずに、目標とビジョンをもって自分の道を歩き続けようと決心したそうです。
フィディアスはギリシャの彫刻家で、紀元前440年頃アテネに彫刻像を完成させて、それらは今日でも西洋最高の彫刻とされている。フィディアスの請求にアテネの会計官は、「彫刻の背中は見えない。誰にも見えない部分まで彫って、請求してくるとは何事か」と支払いを拒んだ。
その時にフィディアスはこのように答えた、「そんなことはない、神々が見ている」。ドラッガー先生は、神々しか見ていなくとも、完全を求めていかなければいけないと、その時以来肝に銘じたとのことです。
一つのことに集中するは記者時代の決心として、新しい仕事が要求するものを考えるは、証券アナリスト時代のシニアパートナーからの教訓として書かれています。
このとき以来、私は新しい仕事を始めるたびに、「新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないか」を自問している。もちろんその答えは、そのたびに違ったものになっている。
有能だった人が、なぜ急に凡人になってしまうのか。彼らは、新しい任務に就いても、前の任務で成功していたこと、昇進をもたらしてくれたことをやり続ける。そのあげく、役に立たない仕事しかできなくなる。
実際にいますね、どんな仕事に配属になってもかたくなにやり方を変えない人が。私も振り返ると、そんな反省もあります。これからは変えていきたい、新しい任務が要求するものについて、徹底的に考え抜くように、そして、その要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において重要なことに集中するように。
プロフェッショナルの条件です。
自らをマネジメントする
書き留めておくは、イエズス会とカルヴァン派の教訓として書かれています。
イエズス会の修道士やカルヴァン派の牧師は、何か重要な決定をする際に、その期待する結果を書き留めておかなければならないことになっていた。一定期間の後、例えば9か月後、実際の結果とその期待を見比べなければならなかった。
そのおかげで、「自分は何がよく行えるか、何が強みか」を知ることができた。また「何を学ばなければならないか、どのような癖を直さなければならないか」、そして「どのような能力が欠けているか、何がよくできないか」を知ることができた。
定期的に検証と反省を行うは、編集長からの教訓としてか書かれています。
自分が何によって知られたいか
イノベーションやアントレプレナーなどを説いた、あの有名なジョセフ・シュンペーターさんと、ドラッカー先生のお父さんがなんと知り合いだったんですね。二人ともウィーン生まれで、ウィーンで仕事をしていて、アメリカに移住したんです。
1950年にドラッカー先生と、75歳のお父さんアドルフさんとで、66歳だったシュンペーターさんを訪問しています。5日後に亡くなっているとのことなので、お見舞いだったんでしょう。
突然、父はにこにこしながら「ジョセフ、自分が何によって知られたいか、今でも考えることはあるかね」と聞いた。シュンペーターは大きな声で笑った。シュンペーターは30歳ごろ「ヨーロッパ一の美人を愛人にし、ヨーロッパ一の馬術家として、そしておそらくは世界一の経済学者として知られたい」と言ったことで有名だったからである。
彼は答えた、「その質問は今でも、私には大切だ。でも、昔とは考えが変わった。今は一人でも多く優秀な学生を一流の経済学者に育てた教師として知られたいと思っている」。
この会話でドラッカー先生が学んだと言われるのが3つです。
成長と変革を続けるために
成果をあげるにはどうしたらよいかという問いに対する答えは、「いくつかの簡単なことを実行すること」だと結論付けています。その、いくつかの簡単なこと、というのがこれです、この章のまとめです。
最後に、知識労働者の啓発や配属についての責任は、本人にもたせなければいけないと書いています。これはおそらくかなり耳新しい助言と聞こえよう、そしてとりわけ日本のような国においては実行が難しいとも書いています。
けれども、さもなければ、今日のように長い期間働くようになった時代において、知識労働者がいつまでも成果をあげ、生産的であり続け、成長し続けるkとは到底望みえない、と。さ、日本で働いている私たち、どうしましょうか。
アウトプット
いつものようにアウトプットに取り掛かってください。アウトプットこそが学習の目的です。
さて今回はここまでです。次は同じくPart3の「自らの強みを知る」に入ります、ご期待ください!
実際に読まれることをお勧めします
簡潔にピックアップしていますが、この分厚い本にはもっと多くの内容や洞察や具体例など、当然このページでは書ききれないほどの内容があります。あなたもぜひ購入して自分で手にしてください。そして266ページを読んでみてください、感銘や理解度合いが全然違って心に残ると思いますよ!
Amazonのリンク先を載せておきますね。
最後に著作権について触れます。私は著作権侵害をしているつもりはありません、上に書いていますようにむしろ本を買って読んでくださいとお勧めします。
著作権法では、一定の場合に、著作権を制限して著作物を自由に利用することができることを定めています。しかし、著作権者の利益を不当に害さないように、また著作物の通常の利用が妨げられないように、その条件が厳密に決められています。 なお、著作権が制限される場合でも、著作者人格権は制限されません。
自由に使える場合
・私的使用のための複製(著作権法第30条)
・引用(著作権法第32条)
・学校その他の教育機関における複製等(著作権法第35条)
・営利を目的としない上演等(著作権法第38条)
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