こんにちは、八幡ココロです。
頑張っているビジネスパーソン、またそんな人たちを指導する立場のマネージャ・リーダー向けに有用な情報を発信しています。
前回から、「自己実現に役立つエッセンスをドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた珠玉の1冊」と言われている”プロフェッショナルの条件”について解説しています。
今回は4回目、part2「働くことの意味が変わった」の完結です。
セミナー
実は私はこの内容で自分の部下向けに約1時間のセミナーを何回も実施しています。結果はいつも絶賛してくれ、ためになったと感謝されています。それをまとめたのがこれです。
- あなたはこの説明を聞くだけで成果を出すために何が大切なのかを正確に理解できます
- あなた自らが取り組むべきことが分かるので、仕事にたいするモチベーションが上がります
- インプットと共にアウトプットのためのワークを行いますのであなたの行動を変革させます
- これを機会にあなたはさらに成長して成果を出すプロフェッショナルとなることができます
セミナーで使えるプレゼン資料をファイル添付します
この4回目でPart2まで解説し終わりましたので、下のほうでここで使用したスライドをファイル化して添付しますね。周りにシェアしてあげたり、私のようにその資料を使ってセミナーをされてもいいと思いますよ、ぜひ活用してください。
それでは内容に入っていきます。
part2 働くことの意味が変わった
貢献を重視する
成果をあげるためには貢献に焦点を合わせなければならない
貢献に焦点をあわせる、すなわち自らの責任を中心に据えなければならない。ところがほとんどの人が、成果ではなく権限に焦点を合わせる。組織や上司が自分にしてくれるべきことや、自らが持つべき権限を気にする。その結果、本当の成果をあげられない。
肩書や地位がいかに高くとも、権限に焦点を合わせる者は、自らが単に誰かの部下であることを告白しているに過ぎない。
「組織の成果に影響を与える貢献は何か」を自らに問わなければならない
いかに若い新入りであろうと、貢献に焦点を合わせ、結果に責任を持つ者は、最も厳格な意味でトップマネジメントである。組織全体の業績に責任を持とうとしているからである。
「どのような貢献ができるか」を自問することは、自らの仕事の可能性を追求することである。「どのような貢献ができるか」を自問しなければ、目標を低く設定してしまうばかりでなく、間違った目標を設定する。何よりも、自ら行うべき貢献を低く設定する。
ここでちょっと私自身のことを書かせてもらいますとね、ドラッカー先生にこのように書いてもらうと、私は新人の頃からずっとトップマネジメントでしたね。何が目の前の私のお客様のためによいか、何が私の会社の業績のためによいか、その一点だけにこだわって仕事をしてきましたからね。
だからそれなりに成果を出してきたし、早くにマネージャーになって大きな部門と業績を任せてもらえたんだと思います。それは会社の誰の顔色も見ませんでしたからね、上司の顔色も見たことがありませんでした。何がお客様のためによいのか、何が業績のためによいのか、その一点で仕事をしてきました。
こんなことをあなたに同じようにしたらいいですよ、と言うつもりはありません。再現できるかどうかわかりませんし、この言葉の通りだけだとハレーションが起こるかもしれません。そしてタイプってないと書いていましたでしょ。
けれど、なぜ私がそんなことができたのか、は私なりに理由がありまして、そして私はどうなったのか、というのも、もし興味がありましたら私のこのブログを隅から隅まで読んでもらったら、どこかに書かれているかもしれません。また、あらためてコラム的に書いてもみたいと思います(^^;
私のことはさておき、あなたはこの「貢献」についてどう受け止めますか?
なすべき貢献は、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成の三つ
直接的な成果が何であるべきか混乱している状態では成果は期待しえない。直接的な成果は常に重要である。
価値は明白とは限らない。しかし組織は常に明確な目的を持たなければ、混乱し、麻痺し、破壊される。
直接的な成果は常に重要であるというのは、その通りです。ここから逃げてはいけません、プロフェショナルなんですから。
価値は、例えば私もこだわってきた、「何がお客様にとって一番いいことなのか」も一つです。貢献に焦点を合わせるということは、責任をもって成果をあげるということであると書かれています。
さて、ここまでで一回整理してみましょう。あなたはどのように理解しましたか?ここで一度アウトプットに手を付けてください。
貢献に焦点を合わせることにより、初めて良い人間関係が持てる
貢献に焦点を合わせることにより、人間関係は生産的なものとなる。まさに生産的であることが、よい人間関係の唯一の定義である。
マネジメント上の中心課題であったコミュニケーションが可能となる
そりゃそうですね、貢献のうちの一つ、業績にお互い焦点を合わせればコミュニケーションができますね、MBOという形でね。 Management By Objectives and Self Control(目標と自己統制による経営)、これもドラッカー先生が提唱されたようです。(引用)
そして、価値についてのコミュニケーションもしてほしいですね。これは難しい、けれどものすごく重要です、真剣勝負ですね。業績はMBO面接であったり定期ミーティングで確認できますが、価値についてはあらためて意思をもってコミュニケーションする必要があります。ぜひ、価値についてのコミュニケーションをするといいと思います。
横へのコミュニケーション、すなわちチームワークが可能になる
「私の生み出すものが成果に結びつくためには、誰がそれを利用してくれなければならないのか」との問いが、命令系統の上でも下でもない人たちの大切さを浮き彫りにする。
状況の論理や仕事の要求に従って、自発的に協力して働く
属人的な基準ではなく、仕事のニーズに根差した基準を設定することになる。すなわち、卓越性の要求である。強い意志と、野心的な目標と、大きな影響のある仕事の追求である。
ここ重要ですね、「命令系統の上でも下でもない」というのがね。従来の命令と復令、だけの仕事の仕方ではいけない、と言っています。
知識労働者のプロフェッショナルな働き方は、その生産物をシェアしながら実際の成果にしていくという横のつながり、状況判断によって自発的に協力して動くことだと書いています。貢献に焦点を合わせることで可能になると言っています。
部下、同僚、上司を問わず、他の人の自己啓発を触発する
知識労働者は、自らに課される要求に応じて成長する。自らが業績や達成とみなすものに従って成長する。自らが自らに求めるものが少なければ、成長しない。
私は部下や一緒に働くメンバーの自己啓発を触発したくてセミナーをしています。 そして、こうしてあなたが読んでいただいているということは、私はあなたの自己啓発を触発できているということなんでしょうね、私としての喜びです(^^)
さて、ここまでです、Part2が完結しました、ご苦労様でした!いつものように、この2つについてアウトプットに手を付けてみてください。
そして、ぜひ全部を通しての気づき、重要だと気付いたところなどを整理して、今後の活動計画に落とし込んでください。アウトプットこそ、行動の変革こそが学習の目的です。
全プレゼン資料のプレゼント🎁
よくここまで4回の学習をしていただきました。この4回で使ったPart1とpart2を解説した資料をPDFのファイルで添付します。スライドは全てで24枚です。
プリントアウトしてあなたの資料にしてもらってもいいです。そして私がしているように、このままこの資料を使ってセミナーを行うことができます。ワークを挟みますので、これでも1時間から90分くらいのセミナーができます。
ダウンロードしてぜひ活用してみてください。
さて、次回はPart3「自らをマネジメントする」に入っていきます、ご期待ください!
まとめ
インプットした片っ端からアウトプットすることが、知識を身に着けて自分のものにする大変重要なコツですし、アクションは目的でもあります。行動すること、できるようになることです。ということで、前回も載せていますが大切なので何回も載せます。
学習の5段階モデル
知らない状態から身についている状態までの変遷です。
「それ知っている!」という知識を振りかざす人は多くいます。けれどもその時点でその人の進化は止まっています。確かにその人は「頭のいいひと」かもしれません。
しかし、「知っている」と「できる」とには大きな差があり、これは意識して出来るようにならなければ、できないんです。私たち知識労働者はレベル3以上になって初めて学習している、と言えるのです。学び教える、こんな輪を広げていきたいと思います。
さて今回も途中にワークを挟みました。あなたは今回のセクションでどのように理解し、考え、また今後の行動を変えてみようとされたでしょうか? ぜひまたじっくりと考えてアウトプットしてみてください。
最後に著作権について触れます。私は著作権侵害がしたくってこの記事を書いているのではありません、むしろ本を買って読んでくださいとお勧めします。
簡潔にピックアップしていますが、この分厚い本にはもっと多くの内容や洞察や具体例など、当然このページでは書ききれないほどの内容があります。
続く私アップを読み続けていただいているうちに、あなたもぜひ自分で手にしてみようと思って購入してみてください。そしてご自身で266ページを読んでみてください!
※一応Amazonのリンク先を載せておきます。
https://amzn.to/3dbq2gd
著作権法では、一定の場合に、著作権を制限して著作物を自由に利用することができることを定めています。しかし、著作権者の利益を不当に害さないように、また著作物の通常の利用が妨げられないように、その条件が厳密に決められています。 なお、著作権が制限される場合でも、著作者人格権は制限されません。
自由に使える場合
・私的使用のための複製(著作権法第30条)
・引用(著作権法第32条)
・学校その他の教育機関における複製等(著作権法第35条)
・営利を目的としない上演等(著作権法第38条)
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