こんにちは、八幡ココロです。
「定年サロン」改め「早期退職サロン」というのは、とりあえずウソです、ごめんなさい。少し目を引いてこの記事を読んでもらいたくてそんなタイトルにしてみました。
けどね、そのうちほんとうにタイトルを変えなければいけないかもしれません。今の50代が働生き続けて定年までたどり着けるのか?
定年まで勤め上げれたらラッキーくらいで、その途中で退職や転職を余儀なくされる可能性が非常に高い時代になっているんじゃないでしょうか?
私がそうですからね、私が定年までいられそうにないから、それまでに退職して起業を視野に入れています。私だけかと思って、先に行くからこれから定年される方向けにこの発信を始めましたが、ひょっとしたらあなたも定年前に退職して新たな道に出ることを考えておられるかもしれませんね。
それならそれで、この定年サロンに毎日お越しください。一緒に励ましあいながら、情報を共有しながら、積極的に人生の後半戦を、豊かな第2の人生を作っていきましょうよ!
さて、本当の今日の本題は、
終身雇用のメリット・デメリット
です。
日本的経営の特質、3つと言えば?
- 終身雇用
- 年功制
- 企業別労働組合
これはアベグレンというアメリカの人が、1958年に「日本の経営」という本を出して、その中で世界に紹介されて有名になりました。
だいたい、なぜ日本で終身雇用が慣行になったかと言いますと、明治後期から大正初期、重化学工業が発展する中で、企業が熟練工を確保するために企業内訓練をして熟練工を養成し、長期間雇用した、ということが始まりということです。
この慣行が定着したんですね。そのおかげで日本は発展し、戦後経済復興もしました。それが良かったのです。今、壊れかけている終身雇用ですが、日本の復興に果たしてきた役割、3つのメリットを紹介します。
3つのメリット、このおかげで今の私たちがこうしているんです
①熟練を有する労働者が育成された
従業員を終身雇用するということは、企業は従業員に対して教育を継続的に行うことになります。熟練を有する、というのが大きな意味ですね。世の中は技術より技能だったんだと思います、まだまだ人に頼っていた。だから熟練を有する労働者を育成したことが日本の企業にとって競争力を高めていたということでしょうね。
②先輩社員から後輩社員への技術移転を円滑にした
私たちはこれは当たり前やんと思っていませんか?けど教えてもらった、ははーん、なるほど、と思いましたね。これは「年功制」と「終身雇用」の合わせ技で、だから先輩も安心して働けるし、安心して後輩より立場が上なんですね。だから先輩が余裕で後輩に教えることができるんです。もし、その安心がなかったら、教えた後輩のおかげで自分の立場が脅かされるようなら先輩は教えませんよね。先輩社員から後輩社員への技術移転を円滑にしたのは、終身雇用だったからです。
思い当たります。中国の会社や台湾の会社向けに商談した時も、そのキーマン、担当者は私たちが渡した技術資料や提案を自分持ちにしていました。日本なら部門のものでしょう?中国や台湾は自分のものにします。そしてそのキーマンはあっという間に転職してその会社からいなくなります。渡した技術資料の提案も持って次の会社に行きます。もともとの会社に提案したことはなかったことになります。これじゃあ不合理ですよね、これは雇用が安定していないからです。
③労働者の企業に対する忠誠心を高めた
滅私奉公、という言葉があります。会社を自分の「家」や「村」と同じようにとらえて、その構成員の一員として頑張ったんです。高度経済成長期の日本のサラリーマンは「働き蜂」や「会社人間」と言われました。これはね、私の年代もそうですよ、私は現在勤続30年目のこの会社を、自分の会社だと思って、会社が好きだから頑張ってきたんです。今の50代はそうだと思いますよ。
けれどもここ数年その環境が変わってきたと感じているんです、私だけではありません、私の周りも同じように言っています。私が入社した30年前の経営者と、今の経営者は違います、経済環境や競争環境も違うと言えば違います。今の経営者は、それを呑み込めないんでしょうね、50代にしわ寄せがきています。もうどいてくれ、もうここにいるのは遠慮してくださいと、処遇や制度で露骨に態度を表してくれています。
今クローズアップされている終身雇用のデメリットは
組織への依存度が過度に高まること
です。そのことによって、
人材が固定化し必要なところに適切な人が行くことを妨げ社会の活性化ができない
というのが日本社会にとって足かせとなっていること。
従業員がこの厳しい時代にチャレンジしない
終身雇用ではルールから外れないことが大切で、挑戦して失敗するよりも無難で確実な成果を生み出すことに意識が向くためです。
企業にとって経営が悪化しても人員削減を行いにくい
時代の速い流れに対応するために事業の再構成(リストラクチャリング)を行う際ジョブ・ローテーションにより対応していたが、アンマッチングにより活用されない人材の人件費が企業の負担になっている。
昔は メリット > デメリット
今は メリット < デメリット
本当に?誰にとって?ということですが
企業の国際的な競争力だったり、今の日本国としての活性化などを考えると、だんだんとそうなってきていることは認めなければいけないんでしょうね。
いろいろ分かってきます。結果的に早期退職されるかどうかも含めて、定年前の50代が集まるところが定年サロンです。行政書士に合格したからということで始めたのですが、にわかに私が定年前にどうなるか分からない状況になり、国家資格キャリアコンサルタントの養成講座に通うことでたくさんの知識と危機感を抱くことになり、このような発信になっています。
今読んでいただいているあなたのお役に立ちますように。
(編集後記)
書きましたかね、私は町田に単身赴任していまして、毎週土曜日は横浜までキャリコンの養成講座に行って一日勉強するんです。そして横浜に家に帰るんです。こいつに会うためです。
この子が私が帰ると喜んでくれるから毎週帰るんです!
だけでもないですよ、今日は娘の一人とたくさん話しました。優しくしてくれます。
やっぱりこれからも週に一回は家に帰ります☺
これからもよろしくお願いします、八幡ココロでした。
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